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仙台すずめ踊りとは・・・
慶長8年(1603年)、徳川家康が江戸に幕府を開府した年、
伊達政宗公が仙台に青葉城を築城しました。
お城の完成の宴席で、泉州は堺(大阪府堺市)から来ていた石工達が
酒に酔って即興で踊った踊りが始まりと言われています。
その踊る姿が、すずめが餌をついばむ姿に似ていること、
伊達家の家紋が「竹に雀」であったことから
「すずめ踊り」と言われるようになったそうです。
戦前までは石切町(現在の八幡町)の石工達によって受け継がれていましたが、
戦後は徐々に継承者を失い、わずかに残った石工達によって
ひっそりと踊り継がれていました。
しかしその後、仙台に「すずめ踊り」を復元させようという有志達のもと、
昭和62年に「仙台青葉まつり」で復活。
現在では、約140の祭連(まづら)5000名もの人たちによって踊られる
仙台の祭りにふさわしい踊りとして親しまれるまでになりました。
*祭連(まづら)とは
すずめ踊りのグループの事で、踊り手とお囃子手で構成されています
平成21年第25回仙台青葉まつり記念演舞 「伊達の舞」於:仙台市民会館
photo by Yorimasa Konno
仙台青葉まつり
毎年5月の第三土曜、日曜に開催される仙台の初夏を告げるお祭りです
5月 仙台青葉まつり
8月 仙台七夕まつり
9月 定禅寺ストリートジャズフェスティバル
12月 SENDAI光のページェント
土曜日は宵祭り
市内中心部のいたるところで「すずめ踊り」が
たくさんの祭連によって踊られ、街はすずめ踊りのお囃子が響き渡ります。
仙台市民会館では「すずめ踊り」の舞台踊りコンテストが開催され、
各祭連によって創作された舞台踊りが披露され賞を競い合います。
宵祭りの締めは定禅寺通での大流し。毎年、夜の7時半ころから始まり、
通を埋め尽くしての乱舞は圧巻です。
日曜日はいよいよ本祭り
11:00からの出陣式を皮切りに、各会場では五葉山火縄銃鉄砲演舞、
他各郷土芸能の披露等々・・・が賑やかに行われます。
本まつりパレードでは、甲冑武者隊や政宗公がまつられている青葉神社の
神輿渡御、そして11基もの山鉾巡行、すずめ踊りの大流しと続きます。
延々と続くパレードもまた圧巻です。
2007年仙台青葉まつりの様子
photo by Yorimasa Konno
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